保育士 高橋 里実さん
玄関を開けると聞こえてくる子どもたちの元気な声。国の制度に先駆けて保育料・給食費ともに全年齢完全無償化を実施するなど、子育て支援に手厚い沼田町の認定こども園には現在約80名の園児が通っています。ここで子どもたちと同じくらい明るい笑顔で働く、入社1年目の保育士 高橋里実さんにお話しをうかがいました。ここでは親しみを込めて里実先生と呼ばせていただきます。沼田生まれ、沼田育ちの里実先生は、なんとこの園の卒園児!
小さい子と遊ぶのが好きだった里実先生は、中学時代授業の一環でこの園へ来た際、園児たちのかわいらしさに将来は子どもと関わる仕事がしたいと保育士の道へ進むことを決心したそう。そして短大で保育士を目指している時、実習先のひとつとして選ばれたのがこの園だったことから、就職先として考えるようになったのだとか。
「実習でいくつかの園に行かせていただく中で、ここが一番自分に合っていると感じました。年齢の近い先生がいたことや、教えてくれる先生方のやさしさに触れ、地元で働くのもいいかなって思いました。あとは給食がすっごくおいしいんです!」
笑顔全開で給食のおいしさについて力説してくれる素直な里実先生に親近感がわきます(笑)。でも、一方で都会に出たいという思いもあったそう。
「旭川か札幌での就職を考えた時期もありました。でも、旭川も札幌も車でいつでも行けるなら沼田でいいかなって思ったんです。実際ほぼ毎週旭川に遊びに行っていますよ(笑)」
旭川までは一般道で60分、裏技で秘密のトンネルを使うと45分、札幌も高速を使えば90分と、週末のお出かけにはちょうどいい距離に位置しているのも好都合なポイントのようです。