INTRODUCTION企業紹介

COMPANY PROFILE

株式会社 菱農

株式会社 菱農

農業の今と未来を支える
メカニックとしての働き方

社会人1年目は驚きの連続

沼田店 技術主任 坂井 智紀(さかい とものり)さん

沼田生まれ沼田育ちの坂井さんは、高校卒業後先生からのすすめで株
式会社菱農へ就職、現在25歳の若さで主任を務めます。
「機械をいじることにも興味がありましたが、農業機械に携わる仕事な
らきっと冬はあまり忙しくないんじゃないかなぁっていう気持ちもあり就
職を決めました(笑)」
と、素直に話してくれる爽やかな好青年です。
北海道の農業は冬場休みのため、修理も休めると想像されるかもしれ
ませんが、修理・整備などのメンテナンス作業は実は通年でおこなわれ
ています。
「社会人1年目はとにかくびっくりしました。特に入社後すぐの5月!忙し
すぎるって思っていました(笑)そして冬も暇じゃない。でも、1年通して働
いてみたら一番忙しいのは田植えシーズンの5月のみで、あとはほとん
ど残業もなくて安心しましたね」
と、入社当時を振り返ります。
ところで整備に関する資格などはいつ取得したのでしょうか。「農業機
械の修理は特別な資格がなくてもできます。僕自身も入社時は溶接の
資格しか持っていませんでした。
入社後フォークリフトや大型免許は会社の補助を利用して取得しまし
たが、資格取得って結構お金がかかるので、そこを会社が応援してくれ
るのはすごく助かりました!整備に関しては先輩方に教えてもらうのと、
メーカーさんの研修でも必要な情報を得ることができます」

  • こちらが坂井さん
  • 田植機メンテナンス作業中

「ありがとう」が最高の瞬間

日々機械の修理・整備というメカニックのお仕事をしていて、やりがいを
感じるのはどんな時なのかも坂井さんに聞いてみました。
「農業するうえで必用不可欠な機械修理をおこなっているので、時期に
よっては農家さんのところへ1人で出向いて時間との闘いを強いられる
時もあります。でも、そんな時無事修理できると『本当にありがとう!』と
目の前で喜ばれるので、よっしゃー!!って、全ての苦労が報われますね。
あとは工場で整備した時は全部洗車して納品するのですが、『新品みた
いになって戻ってきた!ありがとう!』と想像以上に喜んでくれるのを見
たりすると、また大きな達成感や充実感があります」
1人で出向く時もあるとのことですが、どれくらいで独り立ちできるよう
になるのでしょう。
「最初の1~2年は先輩たちについて一緒に覚えました。先輩方からは『
自分で考えみてわからなかったら聞けよ』と教わったので、1度習ったこ
とは、なるべく自分で考えてみています。とは言っても初めて1人で現場
に行って緊急の修理対応をした時は、できるかなぁって内心ドキドキし
ていました。そしてすぐに直らないとヒヤヒヤして(笑)」
今でこそ笑顔で話してくれますが、当時は本当に焦ったそう。
「どうしてもわからない時は先輩に電話でアドバイスをもらうんですが、
携帯の電波も届かないような山奥の現場だと、わざわざ先輩が来てく
れたりと、本当に助けてもらいながら覚えていきました」
そして、後輩に教える立場になった今でも自分が修理に入らない時は、
先輩方の修理の仕方を見て勉強を続けているそう。この向上心を忘れ
ないところが若くして主任に選ばれた理由かもしれませんね!

  • 先輩たちに囲まれると、、、照れますね!
  • 整理整頓は基本です

沼田の誇り「夜高あんどん祭り」

次に働きやすさについても聞いてみましょう。
ご結婚されていて1児の父でもある坂井さん。「毎日家族と夕ご飯を一
緒に食べられる時間に帰宅できるのが嬉しいです。また、週末が休みな
ので、家族との時間もつくれるし、あんどんもできるし、時には知り合い
の農家さんと好きな釣りも楽しんでいます!」
今の充実ぶりがうかがえますが、気になるのが「あんどん」というキーワ
ード。
今迄は、どちらかと言うと緊張した面持ちで話していたのが、この話題
になったとたん目の輝きが増して「あんどん」なるものへの熱い思いが
伝わってきます。
「沼田町では毎年、2日間で3万人以上の観光客が訪れる一大イベント
『夜高あんどんまつり』という祭りが開催されていて、数カ月前から祭り
の準備をはじめます。僕も物心ついた時からあんどん祭りに参加してい
て、高校の3年間以外は皆勤賞です!道外へ就職した友達も祭りの時に
は帰ってくるんですよ!これから沼田で暮らす方や働く方にも、この楽し
さをぜひ一度体験してみて欲しいです!」
沼田町を語るうえで欠かせない「夜高あんどん祭り」。
この記事をご覧の皆様もまずは祭りを見に沼田町へ来てみませんか!
坂井さんの勇姿もきっとそこにあるはずです。

  • 常に笑顔で話してくれた坂井さん
  • 社長とも色んな話をします

人材こそ宝。高い技術力とお客様を想う気持ちを育てて

代表取締役 筒井 鉄也さん

続いて代表取締役の筒井さんにここでの仕事や求める人材について聞
いてみました。
「沼田町を中心に、近隣市町の農業機械の修理・販売をおこなっており、
地域貢献を肌で感じられるやりがいのある仕事だと思っています。GP
S付農業機械のドラマの影響もありイメージしやすくなっているかと思
いますが、ICT導入など常に進化し続ける機械技術を農家さんにわか
りやすく届け、メンテナンスなどをサポートしていきます。専門知識が必
要と思われるかもしれませんが、社員は新卒・中途共に未経験者ばか
りで、皆入社後技術を身につけています。2019年には三菱のメカニッ
クサービスコンテストで全国1位を受賞することができ、若い人材を大
切に育てていきたいという想いが形になって嬉しかったですね」
そう語る筒井さんは技術だけではなく、社員にこう育って欲しいという
強い思いがあるそう。
「様々なメーカーが切磋琢磨して新技術を提供している今、修理も販売
も担当者の魅力が決めてとなると思っています。壊れたからとすぐ買い
替えを進めていたのでは、農家さんの負担が増えてしまうし、多額な修
理が続いても負担になる。うちのサービスは修理する技術と、今何が必
要か判断する力、そしてお客様を想う気持ちの全てを大切にしています
。お客様にとって最善の方法を考え提案できるよう、全社員が修理はも
ちろん、新製品などについて説明できるように育てています。お客様が
困った時に頼られる、どうしよか悩んだ時に選ばれる、そして地域の皆
様に愛されるサービスマンとして育ってもらうのが僕の願いです。」

  • こちらが筒井社長
  • 社員の皆さんの努力の証

社員の想いを大切にした働き方改革

以前は営業の現場にも出ていた筒井さん。
「僕が現場に出ていた頃は徹夜も当たり前の時代でしたが、それでもお
客様からのありがとうの言葉が励みとなり続けてこられました。でも、
やっぱり今の時代それだけではなかなか人が続かない・・・。」
仲間の背中を幾度となく見送ることに悩んだ筒井さんは、社員と腹を
割って話す機会を作りました。
「仕事を探している友人がいたら、うちの会社に来て欲しいって誘えるか
い?」
その質問に社員からはNOという答えが返ってきました。
「正直悲しかったけど、今働いているみんながそう感じている以上、まず
は働きやすい環境を作ろう。そして胸を張ってうちで働こうと言える職場
にしよう!」
筒井さんはそう決めると早速動きだします。
みんなの声を聞き、田植えなど繁忙期以外は基本的に残業をしない、
土日休み、お盆休み・お正月休みの他に連続7日間のリフレッシュ休暇
制度を採用。
以前の職場環境からは想像もできないほどの方向転換は簡単ではな
かったはず。それでも社員を想う気持ちをきちんと形にして伝えたので
す。
もちろんお客様が忙しい時期はお客様に寄り添って欲しいと社員に伝
えることも忘れてはいません。
”人を想う”
代表は社員を想い、社員はお客様を想う。その連携が株式会社菱農の
強みであり、魅力だと感じられたのでした。
「特別な技術はいりません。少しでも機械に興味があれば大歓迎です!
ぜひ一緒に働きましょう!」

  • 業務改革にも社員の意見が大事、と話します
  • たまにはみんなで パチリ!

PHOTO GRAFFITI

  • 先輩(右)、後輩(左) ツーショット
  • 普段は指差ししないですが!
  • 隅々までチェック!きれいにして納品します
  • 工具の扱いから1歩づつ
  • 格納用の倉庫はこのほかにも数カ所

この企業の求人情報

企業情報

株式会社 菱農

住所
〒078-2204 北海道雨竜郡沼田町西町3-11
電話
0164-35-2205
事業内容
農業機械の販売・修理、資材の販売・施設の施工・営農相談
URL
http://ryono.jp
代表者
代表取締役 筒井 鉄也
創業
1968年6月

株式会社 菱農